ある日突然男性に襲い掛かる勃起不全、現在は性機能障害や勃起障害と分類分けされていますが、少なくない数の男性がこの勃起不全に悩まされています。一昔前にはバイアグラが勃起不全の救世主的な扱いを受け大ブームを巻き起こしましたが、副作用を懸念し現在そのブームは下火になったと言えます。
より安全に利用できる副作用のリスクが少ないものが求められた結果、天然由来のバイアグラとしてマカが注目されるようになりました。漠然とマカの名前や存在はしてちるものの、マカの特徴や効能については知られていない部分が多いようなので、ここで掘り下げて紹介します。
天然由来のバイアグラと呼ばれるマカとは?
マカは南米のアンデス高原の高地に自生するアブラナ科の植物で、古代インカ帝国の末裔が住む国として知られるペルーが主な産出国です。確認されているものだけで100種類を超える種類が存在しますが、11種類がペルー国内に自生し原産国もペルーだとされています。
峻険な山岳地帯の海抜4,000〜5,000メートルの高地に生息するマカは、降り注ぐ強烈な紫外線や痩せた酸性土壌、昼夜の温度差が非常に激しい過酷ともいえる自然環境で育ちます。土壌に含まれるわずかな栄養素を吸収し尽くすため、マカが生えた土地は数年の間不毛の地になるといわれます。
マカは古代インカ帝国の時代から貴重な食料とされ、特権階級の食べ物として扱われたほか、戦果をあげた兵士への褒美として与えられたと言われています。時代が下りペルーとなってからも、マカは「アンデスの人参」と呼ばれ家畜と少量のマカが取引されるほどの貴重なものでした。現在は、ペルー政府の外貨獲得資源としてマカそのものの国外持ち出しは法律で禁止されています。
貴重な高原植物マカに含まれる成分は?
1993年に発表されたイタリア・ナポリ大学の研究結果では100gの乾燥マカに含まれる栄養構成は炭水化物:59g、たんぱく質:10.2g、繊維:8.5g、脂質:2.2gのほか、大量の必須アミノ酸や鉄分、カルシウムなどと共にリノール酸、パルミチン酸、オレイン酸などの脂肪酸、ビタミンB群、ミネラル、グルコシノレート等も含まれることが確認されました。
その後、日本国内の日本食品分析センターの調査でさらに詳しく成分が分析されマカ粉末100gあたりに含まれる栄養成分が次のように発表されています。
・カルシウム:586mg
・鉄分:11.5mg
・タンパク質:11,300mg
・亜鉛:7.93mg
アミノ酸群
・アラニン:390mg
・アルギニン:610mg
・アスパラギン酸:670mg
・グルタミン酸:730mg
・グリシン:350mg
・ヒスチジン:190mg
・イソロイシン:280mg
・ロイシン:450mg
・リジン:310mg
・メチオニン:110mg
・フェニルアラニン:290mg
・プロリン:2,490mg
・セリン:330mg
・トレオニン:330mg
・チロシン:200mg
・バリン:390mg
非常に多くのアミノ酸を含有していることが判ります。
マカに含まれるどの成分が勃起不全に効果的なのか?
勃起不全の救世主と呼ばれたバイアグラは1990年代にアメリカで開発されました。血流を促進、改善することで勃起状態を発生させるED治療薬の商品名ですが、発売以降は勃起不全の効能があるものの多くに掲げられる勃起不全解消の代名詞になったと言えるでしょう。
勃起不全は下半身の血行不良とホルモンバランスの乱れが原因で引き起こされると考えられています。マカが天然由来のバイアグラと称される原因の1つは、マカに含まれる簿鬱気不全解消に有効だと考えられる成分に、バイアグラ同様に血流を促進、改善する働きがあることが期待されるからです。
マカに含まれるアミノ酸の1つアルギニンには成長ホルモンの分泌を促す効能が期待できます。成長ホルモンが活発に分泌されることで、血管が拡張され血流が促されます。下半身の血行不良に非常に効果的だと期待されているのがマカに含まれるアルギニンだと言えるでしょう。
上記の日本食品分析センターによるマカの栄養成分の調査で、マカ粉末100gあたりに610mgものアルギニンが含有されていることが判ります。これだけのアルギニン含有量を誇るマカに勃起不全対策への期待が高まるのも理解できますね。
勃起不全のもう1つの原因を考えられているホルモンバランスの乱れの問題に対しても、マカに含まれる有効成分アルギニンには効果が期待されます。アルギニンに成長ホルモンの分泌を促す効果が認められていることは既に紹介しましたが、成長ホルモンが分泌される下垂体は多くのホルモンの分泌を司っています。
勃起状態を引き起こす男性ホルモンであるテストステロンも下垂体から分泌されるホルモンですから、成長ホルモンと共に男性ホルモンであるテストステロンが分泌されると考えられます。ホルモンバランスの乱れと言うのはつまり男性ホルモン不足の状態を指しますからマカを服用することが勃起不全対策に有効であることが期待されます。
勃起不全対策に有効だと思われる成分はアルギニンだけではない
マカに含まれる勃起不全対策に効果が期待できる成分は既に紹介したアルギニンだけではありません。上記の日本食品分析センターによるマカの栄養成分の調査で、マカ粉末100gあたりには7.93mgの亜鉛分が含まれている点も注目できると言えます。
亜鉛は味覚の維持や免疫力の向上などの効能があることで知られています。体内の代謝を活性化しタンパク質の代謝を促すことで、皮膚や髪を健康的に維持するために欠かすことができない栄養素であるミネラルの1つです。
また、生殖機能にも強い影響を及ぼすことから、市販される全ての増大サプリの原料に使われていると言っても過言ではない成分です。亜鉛には男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促し、精子の生成を促す効能が認められ亜鉛分が不足することでもホルモンバランスが乱れ、勃起不全引き起こす原因にもなります。
マカには勃起不全対策に非常に有効だと考えられる、アルギニンと亜鉛の含有量が多い植物であることから、「天然由来のバイアグラの別名が付けられるほど効果が高い」と言えるでしょう。
天然由来のマカを服用するメリットは?
化学合成されたED治療薬であるバイアグラは、服用すると即効性があることで非常に高い人気を得ました。成分特許が失効した現在ジェネリックでリーズナブルなものも開発されていますが、購入には依然として処方箋が必要なことやバイアグラ発売直後に死亡事故を引き起こした強い副作用の懸念から利用者数は減少傾向になると言えます。
副作用のリスクを背負って服用しても、化学合成物質シルデナフィルによって機械的な勃起状態が引き起こされるだけで、充実した使用感を得ることができないという事実も、ブームが下火になる原因だと考えられます。
一方天然由来のマカにはバイアグラのような即効性はありません。勃起不全の原因となる下半身の血行不良やホルモンバランスの乱れを、ジックリとリフレッシュさせていく働きが期待されます。これは体質改善のようなものなので、長期的な連続服用が必要となりますが、化学合成物質のような一過性の効果ではなく、体内に気力が充実してくることが実感できると言えるでしょう。
応急対策と恒久対策の違いがバイアグラとマカには当てはまると言えるでしょう。上記の日本食品分析センターによるマカの栄養成分の調査でも判るように、マカには今回紹介したアルギニン以外のアミノ酸が多く含まれています。これらのアミノ酸を摂取することができるマカは古代インカ人にとっては、最高級の健康維持食品だったのでしょう。
マカを服用することは、古代インカ帝国から脈々と受け継がれるエナジーを摂取することなのかも知れません。
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